鶏めし弁当
【とりめしべんとう】
あきたこまちのうまさも光る、鶏めし系駅弁の東の横綱
鶏めしの駅として知名度を誇るのは、西の北九州・折尾駅、東のここ大館駅が双璧だろう。明治32年(1899)創業の花善が、昭和22年に世に送り出したこの鶏めし弁当は、今も高い人気を誇る逸品だ。
評判の理由は何より、当初の製法を守り続けてきたその味のよさ。秋田米あきたこまちを秘伝のスープで炊き、上に甘辛く煮た鶏のぶつ切りを盛ったもので、ご飯、肉ともに冷めてもうまみ、香りに変わりがない。そぼろ玉子を振り、栗と花麩、キヌサヤの一片が色を添える。弁当を名乗るだけに、揚げカマボコやフキの煮付けなどおかずが入っているのも特徴だ。豪華な「特上」や「特製」もあり、こちらは要予約。
【問い合わせ先】
花善(はなぜん)
電話:0186-43-0870
住所:秋田県大館市御成町1-10-2
【買える場所】
大館駅(構内売店、予約すれば列車乗降口での受け渡しも可能)、駅前の花膳本店、秋田駅、盛岡駅ほか。秋田新幹線「こまち」車内ほか/通年販売
価格:850円(最新価格はご確認ください)
| 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567259 |