【東京-五つ星の蕎麦】郊外の名店厳選10軒 > 国分寺市
武蔵国分寺 潮
【むさしこくぶんじ うしお】
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日本料理の腕をそば店に生かす
![武蔵国分寺 潮](../img/d053/soba105.jpg)
有名日本料理店を30年間勤め上げた潮幸司さんが、退職後に地元で開いた店。在職時、新そばの季節には毎年そばを打っていたため、そばも料理も楽しめる店にしたかったという。
その時期の一番いい粉を茨城県・福井県・長野県・青森県・北海道などから取り寄せて、やや細めの十割そばを打つ。150gと量もたっぷりのそばは、腰高の高杯のざるに盛られている。日本料理の出身らしくつゆはだしがきいていて、江戸風の辛いつゆとは少し趣が異なる。
平成8年のオープン当初はそばが中心だったが、常連客の間でそば以外の一品料理も評判を呼び、リクエストに応えるうちに品数が増えて、現在ではそばと料理ともに味わえる店として定着した。40年の腕を生かして、料理は下ごしらえから手間をかけた品ばかり。なかでも秋のはもすきは人気だ。丹念に骨切りしたハモはほろほろとやわらかく、本場関西でもなかなかお目にかかれない味と、毎年心待ちにしている客は多い。
![]() | 東京書籍 (著:見田盛夫/選) 「東京-五つ星の蕎麦」 JLogosID : 14071304 |