【東京五つ星の中国料理】四川料理 > 千代田区
赤坂四川飯店
【あかさかしせんはんてん】
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王道の四川料理を今に伝える
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日本に初めて本格四川料理を紹介した陳建民さんが昭和33年、西新橋に開いた四川飯店が始まり。2年後の昭和35年に六本木店がオープン、ここ赤坂店は昭和45年に開店した。現在はテレビはじめさまざまなメディアでおなじみの長男の建一さんが2代目オーナーシェフを引き継ぎ、建民さんの愛弟子だった鈴木広明料理長とともに、王道の四川料理を忠実に守りつづけている。
上掲写真は、定番料理として広く知られている陳麻婆豆腐。見ただけで汗が吹き出るほど辛そうだが、ひと口食べるとやわらかい風味や甘み、花椒のピリピリした刺激、そして豆腐のまろやかさが一体となって口中に広がる。食べるほどに旨みが増していくのは料理人の腕と香辛料のなせる業だろう。数日経つと恋しくなるような奥深い味わいがすばらしい。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の中国料理」 JLogosID : 14071113 |