【旬のうまい魚を知る本】 >
▼初夏の野付湾に打瀬船が浮かぶ

ホッカイエビは野付湾で打瀬網、厚岸(あっけし)湾で曳網とエビ籠、サロマ湖と能取(のとり)湖ではエビ籠で漁獲される。そのなかで特筆に価するのは野付湾の打瀬網漁だろう。野付半島に抱かれる野付湾は、深いところでも3メートル、浅いところは1メートルに満たない。ここに6月から8月中旬まで、ホッカイエビを漁獲するため白い三角帆を張った打瀬船が浮かぶ。
波静かな野付湾に100隻あまりの帆掛け船。そんな一幅の絵のような風景を狙って、プロやアマチュアのカメラマンが、シャッターチャンスを待ち受ける。またキャンバスに向かう人も多い。カメラマンや画家でなくても、こんな時代離れした漁を残している野付湾の漁師たちに感謝したい。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070458 |