チャップリン
【ちゃっぷりん】
四人の妻はすべて一〇代だった!
スクリーンのなかのチャップリンは、チョビ髭をはやし、だぶだぶズボンに丈の短い上着、とても女性にモテるようには見えない。だが、素顔のチャップリンはなかなかの男前で、かなりのプレイボーイだった。デビュー直後から次々に女性と浮名を流し、結婚回数も四回。しかも、そのお相手はいずれも一〇代という若さなのだ。最初の結婚はチャップリン二八歳のときで、相手は一六歳の女優ミルドレッド・ハリス(二年で離婚)、以後、三四歳で一六歳の女優リタ・グレイ(三年後離婚)、四六歳で一九歳の女優ポーレット・ゴダード(六年後離婚)、そして最後となる四回目は、五三歳で一八歳の女優志願のウーナ・オニールといった具合である。ウーナの場合は、女優志願でやってきた彼女を一目で気に入ったチャップリンが、女優に採用するのはやめて、結婚を申し込んだという。しかも、老境に入っていく時期の結婚にもかかわらず、チャップリンはウーナとの間に八人もの子どもをもうけている。最後の子どもが生まれたとき、なんとチャップリンは七三歳。死ぬまで喜劇王として現役を通したチャップリンは、男としても最後まで現役だったのである。
| 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全2」 JLogosID : 14820550 |