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雑学大全2生物の不思議 > 動物

ウミガメ
【うみがめ】

産卵のときの涙は、痛みをこらえている涙ではない

海ガメは海洋性のカメ類の総称で、世界に七種類いる。日本近海にいるのは、アカウミガメアオウミガメ、タイマイの三種だ。完全な海生種で、陸地には産卵のときしか上陸しない。アカウミガメは関東地方より南の海岸に、アオウミガメ小笠原諸島屋久島以西の南西諸島などに、タイマイは沖縄以南に、それぞれ上陸して卵を産む。ウミガメの産卵でおなじみなのが、涙を流して卵を産むシーンである。産卵のために陸に上がったウミガメが、いかにも痛みをこらえて涙を流しながら卵を産む光景は、見るものの気持ちを惹きつけずにはおかない。だが、実はあの涙は痛みをこらえて流しているわけではないということがわかってきた。そればかりでなく、目から流しているのは涙ではないようだ。そもそも海中で生活する爬虫類は、エサを食べるときに海水と一緒に丸呑みするために、大量の水が体内に入る。だが、そのままでは血液中に塩分が多く残って危険なので、余分な塩分を出す必要がある。このために、塩類腺と呼ばれる器官から塩分を排出する。ウミガメはこの塩類腺が目の近くにあることから、涙を流しているように見えるである。その塩分濃度は約九パーセントと海水の三倍も濃いという。砂浜の産卵場には、夜、メスだけが上陸し、高潮線よりも上の砂地に、前肢で甲が隠れるくらいの穴を掘り、ついで後ろ足で二〇?六〇センチの穴を掘って、一度に一五〇から二〇〇個の卵を産む。その後は、砂をかけ穴を埋めてから海に帰る。夜明け頃、子ガメは穴から這い出し、集団となって一目散に海へ走っていく。海が光で反射することで、子ガメにはその方角がわかるようだ。残念なことに、子ガメは海鳥や魚の餌食となって、成長するのはきわめて少ない




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820089

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編集:東京雑学研究会
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サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

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