MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全社会 > 社会

ノーベル賞
【東京雑学研究会編】

§ノーベルがノーベル賞を設けたのは名誉挽回のためだった!?

ノーベル賞を創設したのは言わずと知れたアルフレッドノーベルであるノーベル賞は、人類の平和や福祉に貢献した人に与えられる、世界でも最も有名で最も権威のある賞である
ノーベルがこの賞を設けたのは、実は自分自身の評判をあげるためだったのである
ノーベルダイナマイトの発明者として名高いが、実はその原料であるニトログリセリンは、イタリアの科学者であるアスカニオ・ソブレロが発明している。グリセリンを硝酸と混ぜることによって、小さな刺激で大爆発が起きるということを発見したのだ。
しかし、この爆薬はとても取り扱いが難しかった。液体のニトログリセリン珪藻土にしみ込ませると、このとんでもない扱いにくい爆薬が急に扱いやすくなることを発見したのが、ノーベルだったのである
ノーベルはそれをダイナマイト名付けた。そして、それは戦争でどんどん使われるようになって、彼は一躍大資産家になったわけである
ところが、ある朝、ノーベルは新聞を見て驚愕することになる。自分の死亡記事が掲載されていたのだ。それは彼の兄弟と誤解していたのだが、そのときの彼への誹謗中傷に愕然とする。「死の商人ついに眠る」とか「何よりも血を好んだ卑劣漢、ノーベルの足元には死体が累々」といった激しい見出しが踊っていたのである
せっかく巨万の富を築いても、死んだ後に罵詈されるとは……。これではいかんとノーベル名誉挽回起死回生に思いついたのが、私財を投じてのノーベル賞の創設だったのである
現在も毎年一〇月に発表されるこの賞は、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済の六部門で賞が授与されている。
過去、受賞した日本人は一二名で、最近では田中耕一氏、小柴昌俊氏のダブル受賞が記憶に新しい




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670753

この辞典の個別アプリ

雑学大全
「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【辞典内Top3】 握手  性的に刺激する色  裁きの豆  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全2 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト