MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全生活 > 乗り物

助手席
【東京雑学研究会編】

§ただ座っているだけなのになぜ「助手席」?

クルマの運転席の隣を「助手席」と呼ぶが、隣に座ったからといってなにか助手らしきことをするわけでなく、ただ座っているだけだ。なのに「助手席」という言い方は、考えてみればおかしい。そもそも「助手」という呼称は不思議ならない
運転席の隣を「助手席」と呼ぶのは、昔の習慣の名残である
クルマが市道を走り始めた大正時代の頃には、運転免許を持っている人が少なかったため、車の運転は特殊技能で、運転手は高給取りだった。そのため、隣の席に見習いを乗車させて雑務をさせていた。これが最も有力な説である
例えばタクシーが登場したときは、じっさい運転手の隣に助手が座っていたという。助手を乗車させたのは、道案内や雑務をさせるためである
道案内は現在の「ナビゲーター」と解釈すればよいが、雑務とは一体何だろう
昔のクルマはエンジンを始動させるときにクランクをまわさなければならなかった。また、輸入外車は車高が高く、着物を着ている乗客の乗り降り助ける人が必要だったのだ。さらに、乗客の荷物の積み下ろしを手伝ったり、バックするとき、後方で安全を確認したりするのが、助手が担当する雑務である
これら数多くの雑務をこなす見習いは、運転手とはいわば師弟関係にあり、「助手」と呼ばれていた。その助手の乗る席が「助手席」と呼ばれるようになった。なるほど、これは説得力のある説である
仮に運転手の隣に座って雑務をする助手を「弟子」と呼んでいたなら、いま頃は「弟子席」という言い方がひろまっていたことになるのかもしれない。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670472

この辞典の個別アプリ

雑学大全
「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【辞典内Top3】 五節句廃止令  炭坑節  一か八か  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全2 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト