MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全 >

九九
【東京雑学研究会編】

§昭和初期まであった割り算の九九

小学校低学年から始まる算数の「九九」。小さい頃に苦労して覚えた経験がある人も多いだろう
だが、江戸時代には掛け算の九九だけではなく、割り算の九九もあった。
一六二七(寛永四)年、江戸初期の数学者、吉田光由が著した『塵劫記』には割り算の九九である「八算」が掲載されている。「八算」の名は、一の段を省略して二の段から九の段までで構成されていたことからついた。
商や余りがでてくるから割り算掛け算に比べて複雑。割り切れる場合は「割る数・割られる数・商」の順に並び、割り切れない場合は「割る数・割られる数・商・余り」になる。
例えば割り切れる一〇÷二は「二一天作の五」、二〇÷五は「五二倍の四」となり、割り切れない一〇÷三は「三一三〇の一」、四〇÷六は「六四六〇の四」となる。
なお、八算は昭和初期まで小学校で教えられていたというから、かつての小学生は今よりも大変だっただろう




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670271

この辞典の個別アプリ

雑学大全
「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【辞典内Top3】 握手  性的に刺激する色  裁きの豆  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全2 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト