【時事用語のABC】社会 > 国際社会
春節(旧正月)
【しゅんせつ(きゅうしょうがつ)】
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旧暦の元旦(旧正月、英語では Lunar New Year)。中国では新暦の正月(新正月)より春節を盛大に祝う習慣があり、中国の多くの地方では獅子舞や龍舞、爆竹や花火とともに太鼓やドラを打ち鳴らし、新たな年の五穀豊穣と無病息災を願う。日本の中華街などでも祭りが行われたりする。2014年の春節は1/31-2/7。春節ではギョーザや魚、鶏、豚肉などが縁起物としてよく食べられる。日本も明治時代以前は旧暦(太陽太陰暦)で正月を迎えていたが、明治5年にグレゴリオ暦(太陽暦)を導入し、1/1を正月として祝うようになった。毎年春節の季節は春運と呼ばれる帰省、移動、買い出しラッシュとなり、中国国内や香港、台湾などでは36億人規模の民族大移動が発生する。それに伴う鳥インフルエンザの感染拡大が懸念されている。また、爆竹や花火で新年を祝う習慣のせいで年越し時間帯に PM2.5 が急増するというデータもあり、こちらの影響も懸念されている。
![]() | 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425550 |