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時事用語のABC流行・ブーム > ドラマ・映画

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【だぶるおーせぶん】

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 英国の秘密情報部員ジェームズ・ボンドの冒険を描いたスパイ小説・映画のシリーズ作品。
 原作は、英国の小説家イアン・フレミング(1908~64)。ロイター通信社のモスクワ特派員を経て、第2次大戦中は海軍秘密情報部に所属していた。その経験を元に1953年、第1作の小説「カジノ・ロワイヤル」を発表。
 「007」は主人公コードナンバーで、任務での敵の殺害を特別に許可された「殺しのライセンス」を持つ。西欧諸国の脅威となる陰謀を企む悪者や魅惑的なヒロインユニークな秘密兵器が登場。荒唐無稽ストーリーではあったものの、東西冷戦下の時代背景もあって人気を博し、シリーズ化。米国のジョン・F・ケネディ大統領も愛読者の一人だった。
1962年に「ドクター・ノオ」がショーン・コネリー主演で映画化。続いて「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」が世界的ヒットし、長寿シリーズとなった。

 ボンド役は、コネリー(1962~67、71年)、ジョージ・レイゼンビー(69年)、ロジャームーア(73~85年)、ティモシー・ダルトン(87~89年)、ピアース・ブロスナン(95~2002年)、ダニエル・クレイグ(06年~)が演じてきた(番外編を除く)。2012年のロンドン五輪開会式では、クレイグがエリザベス女王と共演。ボンドが女王をバッキンガム宮殿から会場までエスコートする設定の映像が流れた。映画化50周年記念のシリーズ23作目となる「007 スカイフォール」は12年10月26日に英国など世界25か国で公開し、その多くで初登場1位を記録。日本では12月1日、公開される

 映画の魅力の一つが、世界各地を股にかけたボンドの活躍ぶりだ。コネリー主演の第5作「007は二度死ぬ」(1967年)は高度成長期の日本が舞台となり、丹波哲郎、浜美枝らが出演した。国技館ロケでは、後に日本相撲協会理事長も務めた当時の横綱、佐田の山が本人役で登場。銀座4丁目交差点、ホテルニューオータニ、姫路城でも撮影が行われた。「スカイフォール」では、長崎県沖にある炭鉱跡地の無人島「軍艦島」をモデルにした敵の拠点が登場する。




時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部)
「時事用語のABC」
JLogosID : 14425438


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