長期固定金利
【ちょうき・こてい・きんり】
ローンなどの金利を長期間固定して返済していく方式
長期固定金利の貸出方式は、将来にわたって金利が一定に固定されるため、借り手にとって将来の返済金額が確定しているいうメリットがある。住宅ローンなどで35年といった期間で利用されている。
資金を貸し出すときに適用される金利には、長期固定方式のほか、金融市場の情勢に応じて金利を上下させる変動方式がある。また、3年などの当初期間は金利を固定し、その後の金利を変動させる選択方式もある。
金利水準が低いときに長期固定金利でローン契約すると、将来金利が上昇したときに金融市場の相場に比べて有利な条件で借りることができる。一方、変動金利でローン契約すると、金利の上昇局面は所得が上昇していることが期待できるので、実質的な返済負担は軽減できる。
日本銀行が14日にゼロ金利政策を解除したことを受けて、住宅ローンで将来の金利上昇を見据えて長期固定金利の利用が増えているという。変動方式や選択方式からの借り換えもあるようだ。
| 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425303 |