奨励会
【しょうれいかい】
日本将棋連盟のプロ棋士養成機関
日本将棋連盟内に設置されているプロ棋士の養成機関のこと。正式名称は「新進棋士奨励会」という。
6級から1級までの級位と初段・二段および三段までの段位が決められていて、所定の成績を収めると、昇級または昇段となる。二段までは関東奨励会と関西奨励会に分かれて対局するが、三段になると東西合わせてのリーグ戦によって上位2名の棋士が四段に昇段すると同時にプロ棋士になれる。
ただし、プロ棋士になるには満26歳という年齢制限があるため、それまでに四段になれなかった場合は退会させられる。また、奨励会での対戦成績が悪いと降級または降段となることがある。
奨励会に入るには、プロ棋士から推薦を受けて、毎年1回実施されている試験に合格しなければならない。受験には年齢制限があって、年齢によって受験可能な級位が決められている。
日本将棋連盟は26日、アマチュア棋士(35)が提出したプロ入りの嘆願書に対してプロのフリークラスへの編入試験を実施することを決めた。年齢制限の特例を認める異例の判断に注目が集まっている。
| 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425260 |