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E型肝炎
【いーがたかんえん】

hepatitis E
ウイルスによって引き起こされる肝臓疾患のひとつ
感染すると体内に免疫ができ、病原体が体内に残ったまま一生消えないという特徴がある。感染しても発症せずに終わる「不顕性感染」で、感染者本人が気づかないうちに感染が広がるおそれもある。
現時点では、肝炎を引き起こすウイルスとして、A型、B型、C型、D型、E型の5種類が知られている。E型肝炎は、他のウイルス性肝炎に比べて感染力が弱く、死亡率が低いと考えられている。
国立感染症研究所は、日本人の20人に1人がE型肝炎に感染している可能性が高いという研究結果を報告した。これまで海外で感染する例は多く見られたが、日本国内でのまん延が疑われている。
![]() | 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425120 |