MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

保険用語辞典保険の仕組み >

逆ざや
【ぎゃくざや】

 保険料は「予定利率」(当該項目を参照下さい。)で割り引かれていますので、生命保険会社は毎年、割り引いた保険料分(=「予定利息」)を資産運用で確保する必要があります。ところが、かつてない超低金利が長期間にわたって続く等の厳しい環境下、予定利息を実際の資産運用収益で賄えない状況が一部の契約で生じていて、これを「逆ざや」といいます。
ただし、「基礎利益」が確保されているということは、逆ざやが「死差益」や「費差益」で補われていていること、つまり保険本業で逆ざや上回る利益を上げていることを意味しています。(「基礎利益」「死差益」「費差益」については3利源」の項目を参照下さい。)
なお、逆ざや具体的には、


(基礎利益上の運用収支等の利回り-平均予定利率)×一般勘定責任準備金
の式で計算されます。
なお、逆ざやの計算を「基礎利益上の運用収支等の利回り」に替えて「時価の利回り」を使用して行う場合、逆ざやが大きくなるケースだけでなく、小さくなるケースもあります。




保険評論家:佐藤立志 (著:佐藤立志(故))
「保険用語辞典」
JLogosID : 5165064


【辞典内Top3】 P建て・S建て  白地  年責  
【関連コンテンツ】

関連辞書

暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 保険評論家:佐藤立志「保険用語辞典」

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト