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標準責任準備金
【ひょうじゅんせきにんじゅんびきん】

責任準備金というのは、将来の保険金の支払いのために保険業法によって積み立てが義務づけられている大切なお金です。
責任準備金の積み立て方式には、平準純保険料式とチルメル式があります。チルメル式とは一定期間、経費を多くして責任準備金の積み立てを少なくする方法で、平準純保険料式の積み立てに5年で追いつくのを5年チルメルといい、10年の場合は10年チルメルといいます。
チルメルは新設の保険会社が、よく利用してます。経営の途中から平準純保険料式からチルメル式に変更する場合は、経営的に苦境にある会社です。この責任準備金を超えたリスクに対応するのが、ソルベンシー・マージンです。
![]() | 保険評論家:佐藤立志 (著:佐藤立志(故)) 「保険用語辞典」 JLogosID : 5165014 |