【カクテル手帳】ラムベース >
モヒート


"16世紀後半、海賊フランシス・ドレイクの手下たちがキューバの人々に「ドラケ」というカクテルを伝えたのがモヒートの始まりとされている。ドラケはラムの前身といえるアクアルディエンテを使ったものだったが、バカルディラムの誕生後、ベースを替えて作られるようになり、次第に「モヒート」の名で呼ばれるようになったという。魔法、魔術などの意味をもつブードゥー教の“MOJO”という言葉に由来するが、MOJOは“麻薬の虜になる”といった意味にも使われるそうだ。確かにこのカクテル、ほのかな甘みの中にミントの清涼感が広がり、飲むほどに虜になってしまう魅力を秘めている。
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![]() | 東京書籍 (著:上田 和男) 「カクテル手帳」 JLogosID : 8538992 |