【喫茶手帳】紅茶 >
アールグレイ
【あーるぐれい】


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産地名が茶名になることが多い紅茶の中で、アールグレイは珍しく、人物の名前が茶名となった紅茶です。
その人物とは、イギリスのグレイ伯爵。大使が中国から持ち帰ったラプサンスーチョンの香りを気に入った伯爵が、香りの元である中国の龍眼の代わりにベルガモットを着香することを思いついたらしいのですが、本当かどうか定かではありません。とはいえ、ベルガモットの香り高きアールグレイは、今では世界で最も有名なフレーバーティーになっています。茶葉は主にキームンが用いられています。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504046 |