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暦の雑学事典1章 暦の常識・非常識 >

曜日の順番
【ようびのじゅんばん】

曜日の順番には深いワケがある

◆七曜の名称は太陽と月、五惑星に由来する
 曜日の順番は、日・月・火・水・木・金・土である。これは太陽と月、五惑星(火星・水星・木星・金星・土星)を並べたものだ。しかし、暦にとって重要な太陽と月(日・月)を冒頭にもってくることは納得できても、五惑星の順番は根拠がないように思える
 万物を木・火・土・金・水の五要素で説明する中国の五行説によるものでもない。それならば天体の位置を示した中国の七曜暦と同じように、日・月・木・火・土・金・水の順となるはずだ。いったい日・月・火・水・木・金・土という順番は、どのようないわれに基づくものなのか。
 週日に天体の名を冠したのは、西暦前二世紀頃のバビロニア人、あるいはギリシア人といわれ、七曜の順番もこの頃に決められたようだ。その不可解な順番は、一説によれば天動説基づく当時の天文学を反映したものだという。
 五惑星が天球を運行する周期を長い順に並べると、土・木・火・金・水となる。また、天動説においては太陽も月も地球の周囲を回る天体と考えられていたので、太陽の周天周期である一年、月の周天周期である一か月を五惑星の周天周期の中に順序づけると、土・木・火・日・金・水・月となる。だが、これだけでは、曜日の順番は説明できない。
◆一日の二四時にも七曜があった
 バビロニアやギリシアの天文学は占星術の影響を受けて、一日の二四時にも七曜を配当していた。これが曜日の順番の謎を解く鍵である。たとえば、第一時に土曜をあてれば、第二日目の第一時(第二五時)は日曜となり、第三日第一時(第四九時)は月曜となる。
 これは元旦の曜日が毎年、一つずつずれていくのと同じようなものだ。三六五日を七日で割ると、割りきれずに一余るからだが(ただし閏年の翌年は二つずれる)、それと同様に、二四時の二四を七曜の七で割ると、割りきれずに三が余る。つまり二四時にバビロニアやギリシアの七曜(土・木・火・日・金・水・月)を配当すると、毎日の第一時は次のように三つずつずれていくことになる(太字)。
土・木・火・日・金・水・月・土・木・火・日・金・水・月・土・木・火・日・金・水・月・土・木・火・日・金・水・月・土・木・火・日・金……
 これを並べると土・日・月・火・水・木・金というおなじみの曜日の順となるというのだ。つまり曜日というのは、今日という日の第一時が、どの天体によって支配されているかという占星術的な意味をもっていたのである




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040010


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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