【四字熟語】四字熟語 > 格言ことわざ故事来歴
伯楽一顧
【はくらくいっこ】

名君に認められて任用される。現代でいうと、立派な事業家、経営者に見込まれて、重用されること。伯楽は、春秋時代の人物で、馬を見分ける名人。ある日、馬が売れずに困っている男が、「よい馬がいるのに、だれも買おうとしない。どうか一回だけでも振り返って見てください。日当は差し上げます」と頼みにきた。そこで、その馬を見てからもう一度振り返って見てやった。そのとたんに馬の値段が十倍になり、たちまち売れたという。『戦国策』燕策。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373832 |