【四字熟語】四字熟語 > 格言ことわざ故事来歴
臥薪嘗胆
【がしんしょうたん】

固い薪の上に寝て、苦い胆を嘗める。目的を果たすために、あらゆる苦難に耐えること。また、仇を討つために苦労するたとえ。春秋戦国の時代、呉と越は仲が悪く、戦争ばかりしていた。呉王は越王に敗れて戦死した。呉王の子夫差は、毎晩たきぎの上に寝て父の恨みを思い、三年の後ついに会稽山で越を破り、父の無念を晴らした。ところが一方の越王勾践。降伏して帰国したが無念やる方なく、毎日苦い獣の胆をそばに置いて嘗め、会稽山の恥を忘れないようにした。遺恨十年、ついに夫差に勝ったという有名な故事。『十八史略』巻一。
会稽の恥を雪ぐ。会稽之恥。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373833 |