【四字熟語】四字熟語 > 文人墨客の意匠惨憺
口中雌黄
【こうちゅうしおう】

一度言ったことを、すぐ改めること。また詩文を添削すること。雌黄は、硫黄と砒素の化合物で、粉末にして黄色の絵の具や顔料に用いた。昔の書物は黄紙を用い、誤字があるとこれで塗り消し、その上に加筆した。口の中に字を塗り消す黄色の絵の具を持っているということで、自分の意見や言論に誤りや不適当な所があるときには、訂正するという意味。そこから、文章や詩歌の添削の意も出てきた。『晋書』王衍。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373389 |