【四字熟語の辞典】り >
両刃之剣
【りょうばのつるぎ】

【意味】敵に打撃を与えると同時に、自分も傷つける恐れのあるもの。使い方を誤ると、危険を招きかねないもの。
【用例】●原子力は両刃の剣であることを忘れてはならない。エネルギー源として利用するのはいいが、核兵器と結びつく危険性もあるからだ。悪書追放運動は両刃の剣であって、言論の自由を抑圧しかねない危険もはらんでいる。
【注意】「両刃」は「もろは」とも読む。
【参考】「諸刃之剣」とも書く。浄瑠璃『雪女五枚羽子板』には「両刃の剣にて人をきるに……」とあり、「両刃」を「もろは」と読ませている。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5561183 |