【四字熟語の辞典】り >
遼東之豕
【りょうとうのいのこ】

【意味】世間知らずで、自分一人で偉いと思い込んで自惚れていること。
【用例】●小さい町の研究会で天狗になっていたが、中央の大きな会合に出席して、自分が遼東の豕だったことを思い知らされた。彼は陰で遼東の豕と笑われていることも知らず、自分の作るイタリア料理を自慢している。
【出典】『後漢書』朱浮伝
【類語】夜郎自大・唯我独尊
【故事】遼東に住む男が、白頭の豚(豕)が生まれたのを珍しいと思い、朝廷に献上して褒美をもらおうと出かけたところ、他の地方ではありふれていることを知って恥じたという。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5561182 |