【四字熟語の辞典】ち >
懲羹吹膾
【ちょうこうすいかい】

【意味】羹の熱いのに懲りたので、冷たい膾まで吹いて食べる。失敗に懲りて臆病なくらい警戒すること。
【用例】●サバ鮨にあたって七転八倒の苦しみを味わって以来、羹に懲りて膾を吹くで、彼はアジやコハダといった光り物の魚は一切食べなくなった。一度、借金の保証人になってひどい目に遭ってね、それからというもの、羹に懲りて膾を吹くではないが、どんな保証人もすべて断っているんだ。
【出典】『楚辞』九、惜誦
【類語】船に懲りて輿を忌む・蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる
【参考】「羹」は肉や野菜のスープ。「膾」は生の肉を細かく切った刺身のような料理。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560802 |