【四字熟語の辞典】い >
移木之信
【いぼくのしん】

【意味】政治家として人の上に立つ者は、民を欺いてはならないということ。また、約束したことを実行することのたとえ。
【用例】●公約は必ず果たすという移木の信は政治家の立て前で、実際には反対勢力との攻防もあって、果たせないということも多い。制服のデザインを変えるという社長の言葉は、不景気になったのでご破算かと思っていたら、ちゃんと実行されたね。移木の信というやつかな。
【出典】『史記』商君伝
【故事】中国の戦国時代、秦の商鞅は法令を徹底させるために、木を南門から北門に移した者に懸賞金を与えると布告し、その約束を守った。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560101 |