【名言名句の辞典】6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
山には友情がある

【名言名句】
山には友情がある
【解説】
山登りは常に危険と向き合っている。またエベレスト級の山に登るには高度なテクニックが必要だ。こうした厳しい条件のもとで登山を成功させるためには、チームワークが欠かせない。助け合い、励まし合って登頂したとき、登山隊員の心は固く結びついている。それは生死を分かち合ったもののあいだに生まれる強い友情なのだ。
【作者】テンジン
【生没年】1914~86
【職業】インドの登山家
【参考】テンジンはネパール人のシェルパであり、登山家でもあった。一九三五年に調査の登山隊に参加して以来、多くのヒマラヤ登山隊にシェルパ頭として参加している。一九五三年には、イギリス人のヒラリーとともにエベレスト初登頂を果たした。このときも隊員たちの心は熱い友情で結ばれていたにちがいない。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450655 |