【名言名句の辞典】6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
エピローグとは過去の総括にかこつけて実際には未来についてわれわれに警告を与える一法である

【名言名句】
エピローグとは
過去の総括にかこつけて実際には未来についてわれわれに警告を与える一法である
【解説】
「エピローグ」というのは、過去の総括をするもの。しかし過去のことを語りながら、じつはその反省のもとに、未来において同様の失敗をしないよう警告してくれているのである。
なにかを成し終えて総括するときは、ただ単にやり終えたことをまとめるのでなく、そこでの反省を未来に生かさなければ意味がない。
【作者】ジョン・アーヴィング
【生没年】1942~
【職業】アメリカの作家
【出典】『ガープの世界』
【参考】ジョン・アーヴィングは現代アメリカを代表する作家。大学卒業後、特別奨学金でカート・ヴォネガットに師事した。アメリカの性と狂気と暴力を織りまぜながら、三十三歳で暗殺される青年小説家を描いた『ガープの世界』は、発表とともに絶賛された出世作である。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450613 |