【名言名句の辞典】4愛 > 男と女の愛の形

女性は感情動物なれば愛するよりも愛せらるゝが故に愛すること多きなり

【名言名句】
女性は感情動物な
れば愛するよりも愛せらるゝが故に愛すること多きなり
【解説】
女性の愛の受動性を述べたものである。女性はとても感情に左右されやすいから、自ら愛することより、男性に愛されることによって愛するようになることのほうが多いという。
透谷の生きた時代に比べれば現代の女性は積極的で、自分から男性を愛する人も多いであろう。しかし、時代が変わったとはいえ、自分は愛されているという自信が女性を美しくし、女性の愛情を強いものにするのである。
【作者】北村透谷
【生没年】1868～94
【職業】詩人
【出典】『厭世詩家と女性』

あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450386