自分は有用な材であるという自信ほどその人にとって有益なことはない
【名言名句】
自分は有用な材で
あるという自信ほどその人にとって有益なことはない
【解説】
貧しさの中から努力して実業家として成功し、財を築いたカーネギーの言葉。入社試験の面接にも、自分はその会社にとって有用な人材である、との自信をもってのぞめば、必ずや相手もひざを乗り出す。しかし自信には裏づけがあってこそで、日ごろの勉学と錬磨なくしては虚勢となる。
「自信は成功の第一の秘訣なり」とはアメリカの哲学者エマソンの言葉だが、「私は精いっぱい勉強してきたし、努力もし、新しい世界を開いてきた」との秘めたる自信は、他人に対してではなく、自分に対する起爆剤として、さらにその人の成長を促すことになろう。
【作者】カーネギー
【生没年】1835~1919
【職業】アメリカの実業家
【参考】十二歳で働き始めたカーネギーは、十六歳のころには電報配達の仕事につき、街の地理をしっかり頭にたたき込んで速くて正確な配達を行って会社に認められ、電信技士へと昇格する。それが成功への始まりだった。
| あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450202 |