【名言名句の辞典】1人生 > 老いとともに生きる
神よ、おのおのの者にその者固有の死を与えたまえおのおのの者が愛と、一つの意義とそして自分の悲しみ

【名言名句】
神よ、おのおのの
者にその者固有の死を与えたまえおのおのの者が愛と、一つの意義とそして自分の悲しみとを発見したこの生の中から、各人の固有の死がほんとうに生れ出るようにさせたまえ
【解説】
リルケにとって「死」は生涯のテーマだった。死は生の中に胚珠としてあり、年とともに成長するものである。リルケは成長してくる死をおそれ、死と格闘し、死と和解しようとした。
「人間にはそれぞれ固有の生き方があるようにその病人固有の死に方がある」といったのは聖路加病院名誉院長・日野原重明である。安んじて死を迎える者、苦悩のうちに死ぬ者など、さまざまであろうが、死をどのように受け入れるかは、どのような生き方をしてきたかによって本質的に異なるはずだ。
【作者】リルケ
【生没年】1875~1926
【職業】オーストリアの詩人
【出典】『リルケ詩集』
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450159 |