【名言名句の辞典】1人生 > 豊かに生きる
来世は待つべからず、往世は追うべからず

【名言名句】
来世は待つべから
ず、往世は追うべからず
【解説】
憂苦に満ちた人生を生き抜くためには、自らの心をなにものにもとらわれず、解放された状態におかなくてはならない。
未来、行く末を思いわずらったり、過去の思い出や栄光ばかりを考えるよりも、まず与えられた現在を生き抜くこと、そこにこそ自然に生きる人間の姿がある。
老子の教えとともに「老荘思想」といわれる道家の考え方の根本。
【作者】荘子
【生没年】BC370頃~BC300頃
【職業】中国の思想家
【出典】『荘子』
【参考】荘子の中心思想は「道」で、真の実在である道のあり方「無為自然」が人間や社会のあり方であるとする。「道教」というのはここからいわれるようになった。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450123 |