MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

標準治療病名 > 眼科

老視・調節障害
【ろうし・ちょうせつしょうがい】

Presbyopia/Accommodative Dysfunction

 老眼(老視)とは、目のピント合わせをするレンズの役割をする水晶体の弾力性が低下して調節力が弱まったために、近いところが見えにくくなる状態で、40歳前後から始まり、誰もがなる目の老化現象の1つです。
 無理して近くにピントを合わせていると疲れてしまい、目のかすみだけでなく、肩こりや頭痛が起こることもあります。また、明るいところでは見えるのに、薄暗いと見えにくいのも特徴です。子どもや若い人でも、読書やTV(ゲーム)視聴、パソコンなどOA機器を使うVDT(ディスプレイ端末)作業を続けていると、近くにピントを合わせる調節力に負担をかけるための調節障害として、調節緊張(毛様体筋による調節のための緊張が、遠くを見るのに切り替えようとしてもピントが合いにくい状態)や調節衰弱(遠近のピント合わせに時間がかかったり、不十分になる状態)もみられます。
 斜視・弱視や神経・筋疾患が原因のこともあります。放っておくと、疲れ目(眼精疲労)がひどくなり、身体症状(頭痛・肩こり・吐きけ・めまい)がでたり、子どもの場合、原因となる病気が重症化したり、弱視になることがあるため、原因をしっかり検索したり、調節を補う矯正をします。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035480

関連電子書籍

私を救う医者はどこ?
【著者より】病の恐れをひとり抱えている時、身内に重病の患者が出た時、あなたは何を頼りにしますか。特効薬?最新設備の病院?何より大切なのは、あなたの決断を親身になってサポートする医療判断医なのです。…

【辞典内Top3】 粘稠性  併診  感冒様症状  
【関連コンテンツ】

関連辞書

薬局にあるクスリ辞典 東洋医学のしくみ 

関連書籍

 寺下医学事務所「標準治療」

出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
収録数:1787疾患
サイズ:21.8x15.6x6.6cm(A5判)
発売日:2006年7月
ISBN:978-4890417162

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト