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標準治療病名 > 耳鼻咽喉科

アデノイド・扁桃肥大(口蓋扁桃肥大)
【あでのいど・へんとうひだい(こうがいへんとうひだい)】

Adenoid・Hypertrophy of Palatine Tonsils

 のどの中にはリンパ組織として、1つの咽頭扁桃(アデノイド)とそれぞれ1対の口蓋扁桃(俗にいう扁桃腺)、舌根(ぜっこん)扁桃、耳管(じかん)扁桃の4つの扁桃とが存在しており、そのなかでも重要なのが前の2つです。アデノイドは3~6歳、口蓋扁桃は5~7歳で最も大きくなります。つまりこの年代の小児では大きいのがあたりまえで、大きいことすなわち治療が必要ということではありません。乳幼児ではまだ全身の免疫防御機能が未発達なため、外界に近い上気道に免疫組織を集中させるのが合理的なのです。ですから小学校高学年頃になると体の成長に伴い、これらは次第に退縮していきます。ただし、成人しても扁桃が肥大したままのこともあり、個人差があります。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035476

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編集:寺下 謙三
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