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標準治療病名 > 産科

常位胎盤早期剥離
【じょういたいばんそうきはくり】

Premature Separation Of Normally Implanted Placenta

常位胎盤早期剥離

 正常な位置にある胎盤が、妊娠の途中で、何らかの原因により、赤ちゃんが生まれる前に子宮壁から剥離する病気です。赤ちゃんへの酸素の供給が妨げられるため、生死にかかわる重大な事態が生じます。また出血が多いとお母さん自身も生命の危険にさらされます。それほど重大な病気ですが、残念ながらその原因はまだよくわかっていません。
 昔は妊娠高血圧症候群(旧妊娠中毒症)の妊婦によく起こると思われていましたが、そうでない場合も多く、最近では絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)が注目されています。また、高血圧、喫煙やコカインなどの薬物、転倒、打撲などの機械的外力、急激な子宮内圧の低下、胎盤・臍帯(さいたい)の異常なども原因の1つと考えられています。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035431

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出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
収録数:1787疾患
サイズ:21.8x15.6x6.6cm(A5判)
発売日:2006年7月
ISBN:978-4890417162

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