【標準治療】病名 > 皮膚科
やけど(熱傷)
【やけど(ねっしょう)】

Burn
狭い意味では熱によって生じた皮膚の障害をいいますが、広い意味ではアルカリや酸などによる化学熱傷も含みます。皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の3層に分けられますが、やけどの深さの分類は治療を行う上で大変重要です。表皮のレベルのやけどをI度熱傷、真皮のレベルのやけどをII度熱傷、皮下脂肪に及ぶやけどをIII度熱傷といいます。
深さは、熱源の温度×接触時間で決まってきます。湯たんぽやあんかなどによるやけどは、それ自体は高温でないのに深くなることが多いのは、接触時間が長いためです(低温熱傷)。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035312 |