【標準治療】病名 > 皮膚科
紅皮症
【こうひしょう】

Erythroderma
紅皮症というのは1つの病気ではなく、全身の皮膚が赤くなる症状名です。紅皮症を起こす病気は、アトピー性皮膚炎や薬疹など様々です。
皮膚の一部が平坦に赤くなっているものを紅斑といい、皮膚の血管が開いて赤血球が充満するために起こりますが、皮膚に炎症を起こす多くの病気は紅斑(こうはん)を生じます。紅皮症は、この紅斑を生じる疾患が重篤(じゅうとく)になり、全身の皮膚の血管が拡張・充血した状態といえます。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035302 |