【標準治療】病名 > 膠原病・アレルギー内科
皮膚筋炎・多発性筋炎
【ひふきんえん・たはつせいきんえん】

Dermatomyositis/Polymyositis
膠原(こうげん)病の1つで、筋肉が冒される病気です。皮膚や肺に症状が出ることもあります。症状には、かなり個人差があり、不均一な病気の総称と考えられています。特徴的な皮膚症状がある場合を皮膚筋炎、ない場合を多発(性)筋炎と呼びます。どちらも半数の患者さんは肺も冒されます。全国に約6,000人の患者さんがいて、女性が約7割を占め、中年に多い病気です。小児にも若年性皮膚筋炎としてまれにみられます。原因は不明ですが、悪性腫瘍と合併する例があり、とくに40歳以上の男性で皮膚筋炎の場合は高頻度です。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035254 |