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標準治療病名 > 感染症内科

風疹
【ふうしん】

Rubella

 病原体は風疹ウイルスです。約5年の周期で、晩冬から春、初夏に流行します。25~50%は不顕性感染です。感染経路は鼻咽頭分泌液の飛沫感染(ひまつかんせん)で、潜伏期は、14日~21日です。感染可能期間は潜伏期の後半から発疹出現後5~7日間で(学校における出席停止の基準は発疹消失まで)、感染力は麻疹(はしか)より弱く、小児期に感染を免れ、成人で罹患(りかん)することがあります。
 妊娠初期に妊婦が感染すると、難聴などの先天異常の子どもが生まれます。1964年米国、1965年沖縄で先天性風疹症候群が多発しました。1969年以降、世界で風疹ワクチンの接種が行われるようになりました。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035243

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出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
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