【標準治療】病名 > 感染症内科
肺炎球菌感染症 肺炎球菌性肺炎
【はいえんきゅうきんかんせんしょう はいえんきゅうきんせいはいえん】

Pneumococcal Infection Pneumococcal Pneumonia
肺炎球菌(streptococcus pneumoniae)による感染症で、肺炎、まれに敗血症、心内膜炎および化膿性髄膜炎が問題です。肺炎球菌は、グラム陽性球菌で正常人の上気道に50~60%に見いだされます。莢膜(きょうまく)多糖体の化学構造によって、約80型に分類されます。
上気道に存在する肺炎球菌が、分泌物とともに吸引され、肺胞腔で増殖すると、肺胞毛細血管の透過性が亢進(こうしん)し、タンパクに富む滲出(しんしゅつ)液と赤血球が肺胞腔内に充満します。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035218 |