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ホワイトチョコ
雑学大全

チョコレート色、つまり濃い茶色をしているチョコレートと違って白いのがホワイトチョコレート。日本では北海道函館が有名だが、茶色のチョコとは違って、ロマンティックなイメージがある。
ところで、ホワイトチョコはなぜ白いのか。
チョコレートの原料はカカオ豆だ。アフリカのガーナのほか、ブラジル、セイロンなど広く熱帯で栽培されている。
カカオ豆をローストしてできるのがカカオマスで、これがこげ茶色なのだからチョコレートは濃い茶色なのが自然だ。だが、ホワイトチョコは白い。それなのにホワイトチョコも、原料はカカオ豆だというから不思議だ。
カカオ豆をローストし、外皮を取り除いたものを精製すると、カカオマス(ココアの粉)とカカオバターという脂肪に分かれる。この両方を使って、砂糖やミルクなどを加えて練り上げるとチョコレート色のチョコになるのだ。
対してホワイトチョコは、カカオマスとカカオバターのうち、カカオマスを全く入れずにカカオバターに別の植物油や砂糖、ミルクや香料を入れて作る。チョコレート色をしているのはカカオマスだから、それが入っていないチョコレートは、茶色にならず、ミルクの白い色が出るのだ。
カカオマスは色だけでなく、特有の苦味がある。ココアの風味のもとであるテオブロミンというアルカロイドはカカオマスにだけ含まれ、カカオバターにはないのだ。
だからその分だけホワイトチョコには苦味がなく、人体の神経に及ぼす作用にも違いがありそうだ。

  

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