ヴォートランのお説教
【ぼぉーとらんのおせっきょう】
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19世紀フランスの文豪オノレ・ド・バルザックの代表作『ゴリオ爺さん』に登場する悪党がヴォートラン。
法学生のラスティニャックに対しヴォートランは、「金持ちになって それなりの暮らしをしたいなら、勉強して弁護士になっても無駄。良い暮らしを望むなら金持ちの女を見つけて結婚することだ」と教える。
ピケティは『21世紀の資本』で、勤勉な努力から得られる所得と、相続から得られる資産とのバランスが、時代によってどう変化してきたか、そしてその変化を「格差の構造」の分析を通して明らかにしている。
【執筆・監修】
詩想舎 「ピケティ用語集」 JLogosID : 8578751 |