電池の起源は「カエル」だった!?
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電池を最初に作ったのはイタリア人のボルタといわれる。
1800年のことだ。
ボルタはどうやって電池を発見したのだろう。
そのきっかけは、カエルの足の「けいれん」だといわれている。
1780年、イタリアの動物学者ガルバーニは、カエルの解剖のとき、足にメスを入れると、けいれんが起こることを発見した。
ガルバーニは足が電気の源と考えて、それを「動物電気」と名づけた。
ボルタはこのガルバーニの考えに疑問を抱き、「二つの異なる金属が触れ合うと電気が起こる」と考えた。
この考えをもとに、いわゆる「ボルタの電池」を作ったのである。
電池の起源がカエルの足だと思うと、歴史の妙を感じる。
ちなみに、電圧の単位「ボルト」はこのボルタの名に由来している。
【執筆・監修】
![]() | 中経出版 「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」 JLogosID : 8567037 |