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宝塚歌劇100周年
【たからづかかげき100しゅうねん】

2014年、兵庫県宝塚市を本拠地とする「宝塚歌劇団」が創立100周年を迎える。4/4（金）には劇場内に「宝塚歌劇の殿堂」が開館、また翌5（土）には100周年記念式典が行われる。また、殿堂のオープンに合わせて100名の殿堂入りが発表され、劇団卒業生およびスタッフらが名を連ねている。5-6月には記念公演「セレブレーション100! 宝塚～この愛よ永遠に～」も行われる。「ヅカ」の通称でも知られる宝塚歌劇団は、関西の阪急電鉄が運営する歴史ある劇団。未婚女性だけで構成された劇団員が「男役」「娘役」に分かれ、華美な衣装・メイクで歌い演じ踊る様は、ファン以外にも広く知られている。代表的な演目は1970年代に大ブームを巻き起こした「ベルサイユのばら」。その独自性から日本中の幅広い世代に熱狂的なファンを擁している。現在の観客動員数は年間約250万人。劇団員は「タカラジェンヌ」の愛称で呼ばれ、卒業・退団後は“歌えて踊れる女優”として舞台・映画などで活躍する人材を多数輩出してきた。近年はTVドラマなどでよりお茶の間に身近な存在となる例が増えてきている。特に有名なOGの例：扇千景、乙羽信子、越路吹雪、淡島千景、八千草薫、寿美花代、朝丘雪路、浜木綿子、鳳蘭、大地真央、黒木瞳、真矢みき、天海祐希、檀れい、など。劇団およびその養成所である宝塚音楽学校は男子禁制の「女の園」であり、そのミステリアスかつ清楚なイメージも人気の一要素となっている。学校の入学倍率は20倍前後という狭き門で、合格者の喜びの顔を伝えるニュースは春の風物詩といえる。100周年ということで、現在最も若い団員は100期生。このなかには女優の故・夏目雅子さんの姪や、元プロ野球選手の清原和博氏の親戚もいる。