四万温泉
【しまおんせん】
日本最初の国民保養温泉地
四万温泉は、群馬県北西部、群馬と新潟の県境に位置する温泉地。かの源頼朝も入浴したとされる鎌倉時代から続く由緒ある古湯で、すでに江戸時代には日本に名だたる名湯として多くの一般湯治客を集めていた。
そんな四万温泉の評価は現代に入ってからも揺らぐことはなく、1954年には「温泉利用の効果が充分期待され」かつ「歓楽的な色彩のない健康的な温泉地」として環境省が指定する国民保養温泉地の第一号に選ばれている。
ちなみに四万温泉があるのは人里離れた山奥。もちろん歓楽街もない。都会の喧噪を離れ、静けさの中にしばし身を置きたいと願う都会からの旅行者にとって、この静けさこそ、四万温泉最大の魅力といえるかもしれない。
[泉質]
湯は『ナトリウム-カルシウム塩化物硫酸塩泉(弱食塩泉)』。無色透明で、若干ぬめりがあり、飲むと苦塩味がする。
[適応症]
《浴用》慢性婦人病、虚弱児童、慢性皮膚病、切り傷、やけど。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進。《飲用》慢性消化器病、慢性便秘。
JLogos編集部
| Ea,Inc. (著:JLogos編集部) 「JLogos」 JLogosID : 12660209 |