【東京-五つ星の蕎麦】近県の名店厳選9軒 > 神奈川県
三吉橋 小嶋屋
【みよしばし こじまや】
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三色もりで自慢の味をいっぺんに
![三吉橋 小嶋屋](../img/d053/soba116.jpg)
店は明治33年(1900)創業。四代目当主の伴野浩幸さんは「翁」のそばに衝撃を受けて高橋邦宏氏に師事し、平成5年に店を建て替えた際、自家製粉の手打ちそば処に衣替えした。今では横浜で指折りのそばが味わえる店として知られる。
北海道弟子屈や茨城県金砂郷など5か所から取り寄せる玄そばを冷蔵保存し、いつでも同じ味を保つために3種類をブレンドして使う。玄そばの製粉から始めてそば打ちまで、都合5時間。すべてに気の抜けない、しかも重労働の連続だ。
基本はもり・さらしな・田舎の3種類。これにしそ切りやけし切りなど、季節の変わりそばが加わる。繊細なさらしな、馥郁と香るもり、そば本来の味が濃い田舎と、味・食感ともすべて異なるため、初めての客には三色もりがおすすめ。
日本酒は地酒の丹沢山ほか10種類ほどがそろう。突き出しの焼き味噌が香ばしく、厚焼き玉子や鴨のあい焼きほか酒によく合う肴も多いから、ついつい盃を重ねてしまう。
![]() | 東京書籍 (著:見田盛夫/選) 「東京-五つ星の蕎麦」 JLogosID : 14071315 |