【東京五つ星の鰻と天麩羅】郊外の鰻の名店厳選6軒 > 千葉県
鰻 大和田
【うなぎ おおわだ】

ダテに待たせるわけじゃない

JR柏駅西口交差点近く、国道6号線沿いのビルの1階にあり、丈高い連子格子の、高級感あふれる外壁が目を引く。店内も連子格子を多用した粋な造りながら、お値段は手ごろだ。
創業は明治26年(1893)。当初は東京・有楽町に店を構え、のちに何軒かの支店を張ったが、現在は新橋とここ柏の店が暖簾を受け継いでいる。現当主の梅沢博さんは4代目に当たり、支店の店長を経て平成11年に当地に店を開いた。
うなぎは、高級養殖うなぎの代表格・坂東太郎を使い、注文を受けてからさばくため仕上がるまでに40分ほどかかる。
「うなぎをよりおいしく食べていただくために、ちょっと時間を頂戴しております」と梅沢さん。さらに、新潟県産のコシヒカリを炊くご飯は「うなぎを調理している間に人数分だけ炊いて、うなぎもご飯も作り立てをお出ししています」という。
6月~11月には利根川産の天然ものも味わえる(時価・入荷次第)から、うなぎ好きには目が離せない。
![]() | 東京書籍 (著:見田盛夫/選) 「東京五つ星の鰻と天麩羅」 JLogosID : 14070799 |