【雑学大全】ヒトの不思議 > 人物
一休
【東京雑学研究会編】

§頓智の一休さんは本当は大酒飲みのスケベ坊主だった!?
アニメの「一休さん」は、頓智の得意な頭の切れる小坊主さんで、子どもたちの人気者である。これは一休禅師の少年時代がモデルとなっている。
ところが、実際はどうもそういうキャラとはちょっと違っていたらしい。
一休禅師は名僧と名高い人物だが、その私生活はかなり乱れていたようだ。天皇から最高位の僧にだけ許される紫衣を贈られたのに、それを嫌がり、わざわざボロをまとっていた。かなりの偏屈者だった。
ボロを着て通うのは町の酒場で、女性をくどいていた。つまり、大酒飲みのスケベ坊主というわけである。
ただ、彼はこういう姿をわざと演じていたという説もある。当時の仏教界は腐りきっており、一休禅師が堂々と行っていたことを、みんなは影でこそこそやっていたのである。
一休禅師は痛烈な批判として、そんな奇行を繰り返していたというのだ。
ただ、ただの批判だけでそれが続くわけもなく……。批判だからといって、大酒飲みでスケベじゃないことにはならないわけだ。
![]() | 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全」 JLogosID : 12670052 |