【紅茶辞典】紅茶名 > グレード名
オレンジペコー

orange pekoe
茶葉のグレードのひとつ。
「OP」と略される。この名前が商品名になっている紅茶は少なくないが、実は「ダージリン」というような産地や種類を指す言葉ではなく、茶葉のグレード名のひとつである。先端部分の「チップ」の次に若い葉のことを指し、細長くねじられていて大型(およそ7ミリ~12ミリ)であるが、「FOP(フラワリー・オレンジペコー)」ほどチップをたくさん含んでいないので最上級品よりは格下の等級となる。オレンジペコーの「オレンジ」は茶葉の色が他の部分よりも薄いためにオレンジ色に近い色だったことから名づけられ、「ペコー(Pekoe)」は元々中国語の「細い毛」という意味の「白亳」からきている。この名前で売られている紅茶の多くはセイロン茶のブレンドで、ダージリンやキームンが使われている場合が多い。
![]() | Ea,Inc. (著:末広美津代) 「紅茶辞典」 JLogosID : 10000022 |