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N分N乗方式
【えぬぶん・えぬじょう・ほうしき】

課税の対象を世帯とするフランスの課税方式

個人ではなく家族全員の所得から世帯の課税額を計算する方式のこと。フランスにおける所得税の課税方式として導入されている。

N分N乗方式によると、夫婦や子どもなどの世帯を構成する家族全員の収入を合算し、その人数で割った金額を一人当たりの収入とみなして各種控除を適用し、一人当たりの納税額を計算する。その納税額に世帯の人数を掛けたものが世帯の納税額として、最終的に課税される

この方式では、所得のない子どもが多い大家族ほど納税額が低く抑えられることになる。一方で、日本における所得税の課税方式は個人を単位としているため、所得のない子どもの分は両親の所得から扶養控除として税額を引き下げる効果しか期待できない。

少子化問題を克服したフランスの制度を参考に少子化対策を進めている政府は、税制面での抜本的な制度改正に合わせN分N乗方式取り入れる案について議論を深めている。




時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部)
「時事用語のABC」
JLogosID : 14425282


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